この治療は、背中から細い針を刺して硬膜外くう(脊髄を包んでいる硬膜と、硬膜のさらに外側にある靭帯との間にできた5㎜位の空間)に注射液を注入し、交感神経の緊張を取り、血行(血液の循環)を良くして、痛み、しびれ、不快感、冷感をとる治療法です。 同時に、抗炎症剤を注入するとさらに有効です。
なお、ブロックの前に非常に細い針を使って薬を注射し痛み止めをしますので、ほとんど痛みは感じません。
治療ベッド台の上で、痛みのある側を下にして横になり、エビのように丸くなります。
治療後は約40~50分間ベッド上で休んで下さい。
硬膜外ブロック治療の後、腰から足にかけて温かくなります。
まれに、次のような症状が出る事がありますが、これは交感神経の緊張が取れ血液循環が良くなったためのものです。
2時間位で必ず元に戻りますので、全く心配はいりません。
なお、非常にまれに頭痛が起こる場合がありますが、当院までご連絡いただければ対応いたしますのでご安心ください。
また、この治療を行った日はお風呂に入れません。
主に0.5%~1%カルボカイン(局所麻酔剤)4~8ccです。
この薬は鎮痛剤と異なり連続使用しても特別なアレルギー体質の患者さん以外ほとんど副作用はありません。
首にある交感神経節(星状神経節)に注射液を注入し、頭、顔、首、腕上胸部への血行(血液の循環)を良くし、痛みを軽くする方法です。
※治療後は、治療した箇所を反対側の手で約5分間きちんと、押さえてください。
それから20~30分間ベッドで静かに休んで下さい。
治療後に次のような症状があらわれますが、交感神経の緊張が取れたため血液の循環が良くなるために出る症状です。
約2時間後に元の状態に戻りますので心配ありません。
また、次の様なことが起こることもありますが、必ず時間が経てば元に戻ります。
心配ありません。
主に1%カルボカイン(局所麻酔剤)5~8ccです。
この薬は鎮痛剤と異なり連続使用しても特別なアレルギー体質の患者さん以外ほとんど副作用はありません。